| ◆今月は、ITの話ということにしましょう。
ひょっとして、このコラムを見る頃には、下記のセミナーは終了しているかも知れません。若し、少しでも興味があり、また、開催、直前であれば、よろず支援拠点まで連絡下さい。おそらく、満席にはなっていないでしょう。是非参加して下さい。
また、同様のセミナーは、引き続き行うつもりですので「徳島県よろず支援拠点」に着目しておいて下さい。
実は、5月12日、阿南商工会議所にて、同様のセミナーを行いました。少人数ではありましたが、結構、充実したものでした。今後も頑張りますので宜しくお願いします。
◆何故、中小企業でのIT化は進まないか?J-SAASの教訓。
思い出すのは、J-SaaS という事業です。経済産業省が始めた中小企業向けのクラウドサービスでした。財務会計とか給与計算とか、業務系のアプリケーションをクラウド上から安く提供することで、中小企業のIT導入を促進させようとしたものでした。J-SaaSは2009年に始まりましたが、予想したより普及が進まなかったのか、当初の予定通りだったのかはわかりませんが、2010年に富士通に引き継がれました。今は「azmarche」というサービスが展開されています。J-SaaSは事業としてはうまくいかなかったかもしれませんが、ITトレンドでみればITサービスがクラウド化しているのは間違いありません。中小企業白書でもその点が調査・分析されていて、大手をはじめいろんな分野で、IT投資先はクラウドサービスに移ってきています。
◆IT導入補助金「サービス等生産性向上IT導入支援事業」について
中小企業は約380万事業者がいます。私が中小企業白書をCHECKし始めた平成7年頃は450万社と云われていました。廃業する企業者数の多さが分かります。
地域による違いや、企業ごとに状況は異なりますが、中小企業の共通課題として、人口減少・高齢化による人手不足があるようです。それらを打破する一つの方策があります。それが、ITの導入なのです。
さらに、ITに重点を置いた理由に、技術の進歩があるのです。これまでもITの導入支援施策はありました。しかしながら、中小企業が導入するには技術的な壁や、コストの壁がありました。導入したいと思っても社内にIT技術に精通した人もおらず、導入した後の効果もわからない。所謂、情報リテラシ不足です。加えて、導入するにしてもコスト(費用)がかかります。資金の問題です。また、日々の業務があるので、業務の化が遅れていたという状況もありました。
それが、IT技術が進歩したことによって、ITがとても身近で使いやすいものになっています。これがICTの進行というものです。また、業種特有の業務でITを活用しようとした場合、自社でのカスタマイズが必要であり、普及が遅れているのも事実でしょう。
しかしながら、ここ数年で、業種別の業務に特化した、カスタマイズせずともすぐに導入できるアプリケーションやパッケージが多く開発されているようです。この状況を活用しようとしたのがIT補助金です。私どもIT系のコンサル業界も忙しくなっているのです。
この事業のスキームは、やや変わっています(左図)。一種、ITベンダが主役の仕組みとも判断できます。中小企業庁の企画担当者の苦労が偲ばれます。今後も継続的にこのテーマを追求したいと思っております。
(日出晴夫、中小企業診断。阿南市在住 https://www.facebook.com/haruo.hinode )
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