HOME > 連載コラム

中央テレビ編集 


<< 先月のコラムへ    トップへ    >> 次月のコラムへ

IT、ICT、AI な話

◆ 新年度です。補助金です。IT導入補助金です。
 よろず支援拠点という支援実施期間に籍を置いて。4年が過ぎようとしています。その間、多くの企業の皆様との出会いがありました。定期的に来訪していただける経営者の皆様も多くなってまいりました。その成果は、支援サイドの能力にのみ依存ずるのではないことは明らかです。当然ながら、社内の潜在能力があってのこととなります。

 さて、図表①の一覧は、私が、徳島産業振興機構の機関誌「企業情報とくしま」の誌面で紹介させていただいた企業です。14企業が列挙されています。夫々、特徴のある企業です。機会があれば、バックナンバー等を参照してみて下さい。
 さて、新年度に入って、各種の補助金の公募が始まっております。このコラムと、最も関係のある「IT導入補助金」とその活用企業を取り上げてみたいと思います。
 図②は、昨年度の事業スキーム図です。事務局作成の資料に、当職にて注釈を加えたものです。図③は、昨年実績と本年度の見込みです。



 この補助制度の最大の特長は、担当事務局への実際の申請は、「IT導入支援事業者」所謂、ITベンダーと呼ばれる事業者が行うというものです。ITベンダーは、事前に「ITツール」と呼ぶ、パッケージソフトの組み合わせ商品の認定を受けます。その後、中小企業者とともにIT導入事業計画を策定、応募を行い、審査の結果、採択されれば、一定の補助金が中小企業者に交付されるというものです。 図③には、昨年度の事業実績と、今年度の日程予想を示してあります。1次公募の採択率の高いことが目立ちます。この記事が皆さんに届く頃には、公募が開始されていることでしょう。本年度での大きな変更は、
・予算規模が500億円、昨年の5倍
・補助率が1/2
・限度額が50万円
になっていることです。留意点としては、この補助金は、ベンダーとのマッチングが必要で、ある程度の準備段階を要することです。早めの準備を御勧めします。


◆ まこネット(株)
 昨年度の導入実績企業を紹介します。まこネット(株)です。平成7年、県南の海陽町で衣料品店を創業、平成16年よりインターネット販売を開始、現在はインターネット販売のみで楽天市場、ヤフーショッピング、アマゾンで、衣料品、雑貨、小物を全国に販売している企業です。平成28年8月1日で法人化されておられます。よろず支援拠点でのお付き合いも4年近くなります。図表④は、社長の近影です。才媛です。

 数年前、私より申し出て、商品在庫の管理状況を見せていただきました。決して広くない事務所兼倉庫に、手作業によるラベルを附した商品が整然と保管されていたという記憶があります。次期の課題は、在庫、入出荷管理のIT化であることは明らかでした。
 そして、昨年、2次公募が始まった頃、社長より、IT導入補助金の申請を行いたい旨の申し出がありました。その時点で、既にベンダーは決定されていました。段取りの良さに感服する私に対して社長曰く;
・ ミラサポ等での情報チェックは私の仕事。
・ 一次公募時点では、この在庫、入出荷のシステムは対象ではなかった。
・ 今回、対象となったので、応募することとした。
とのことでした。 
 当職としては、IT導入補助金申請書自体というよりは、加点項目である。経営力向上計画についての側面支援を行ったものです。  
 支援と言っても、認定申請書自体の出来もよく、殆どブラッシュアップも行いませんでした。結果、昨年での補助限度額1,000千円での採択がなされたのです。  
 ともすれば、締切間近の駆け込み申請、及び、不採択による不平不満を聞かされる私にとっては、一服の清涼剤でした。  
 おそらく、顧客満足度も高い筈です。田中社長に乾杯!!

               (日出晴夫、中小企業診断。阿南市在住 https://www.facebook.com/haruo.hinode )